2012年05月06日

残酷さよりもグラフィックよりも大切な物が欠けていた【Bloodforge】

このところライブアーケードが好調です。
その筆頭の「トライアルズ エボリューションズ」配信初日セールスが、ライブアーケードにおける最高記録を樹立したとの発表があって、なんと10万人以上の同時アクセスがあってスコアボード表示に一部不具合がでるほどの大盛況だったそうです。
そして伏兵ともいえた存在の「フェズ」もその完成度の高さを評価するファンも多いです。
そして5月9日配信される予定の待望の「マインクラフト」が控えています。
最大8人までのオンラインプレイも楽しみです。
そんなこんなで絶好調でかつ高品質なものが出揃ってきたライブアーケードですが、そんな中でこれら「トライアルズ エボリューションズ」や「マインクラフト」と並んで配信される予定だった『Bloodforge』が海外で4月24日に配信されましたがそのレビューがエラいことになっています。
その結論を端的にまとめると「日本で配信されなくてよかった」ということです。
ちなみに海外レビューの総合点(独断)は
10点満点中4点!
という驚異的な低さです。
前の記事でこれが配信されなかったことをくやしがりましたが、海外のレビューをみると「日本で1200MSPを犠牲にする人が少なくてよかった」と思えるようになりました。

海外サイトのレビューでは良い点としてまずどのレビューでもあがっていたのが
○敵のデザインや全体的なグラフィックは良い
と言う点です。

●ゴア表現を含めた全体的なグラフィックはレベルが高いです。
Bloodforge_胴体切断.jpg

前回このゲームを取り上げたのもゴア表現を含めたこのグラフィックのインパクトからです。
でもこれ以外に褒める点がほとんど上がっていないのもまた事実です。

悪い点は簡単にまとめると「ゲーム性」です。
ゲームとして楽しむための根幹があるレビューの言葉を借りれば"腐っている"のです。
まずザコでの戦闘、これは広間で戦闘してそれが終わったら少し道を進んで、また広間で戦闘をひたすら繰り返します。

●いくらグラフィックが良くてもダラダラと戦闘が続くと・・・
Bloodforge_血闘.jpg

一応魔法やベルセルクモード等通常よりも強い攻撃もありますが、とにかくやたらと敵のヒットポイントが高いのでなかなか決定打になりません。
斬り倒すというより削り倒すといった感じでしょうか。とにかく爽快感がありません。
クロスボウが妙に強いのでそれで逃げながら撃つというのも効果的ですが、これだって楽しくはありません。
そしてより退屈なのがボス戦です。

攻撃を喰らうと痛いのでひたすら攻撃避けを繰り返し、たまにできたスキにチクチクと攻撃を喰らわせるといったのが基本です。

●とにかく避けてチクチクと攻撃。楽しくはないですね・・・
Bloodforge_ボスの攻撃.jpg

そして攻撃避けに失敗したら大ダメージを喰らって、体力回復アイテムが切れたらゲームオーバー。
ザコですら10数回攻撃を当てなければ倒せないようなのがうようよいるのに、ボスと来たらその固さは半端ではないです。
とにかくダラダラと無駄に長くそして単調な戦いを強いられます。

●ザコですら無駄に固いので爽快感は低いです。
Bloodforge_ザコ.jpg

そしてそれらに輪をかけて問題となるのが環境面の問題です。
特にひどいのがカメラです。

●カメラの酷さは致命的。
Bloodforge_首切り.jpg

とにかく不安定で無駄な動きをするカメラで、ゲームの快適さを阻害しています。
そして底の浅い貧弱な世界観とストーリーそしてキャラクター。
あと所々に散在する技術さえあれば解決できるはずの問題が放置されている事。
またゲームプレイにはオリジナリティが全くなく他の作品の単なる模倣といっていいと評価されています。
また、斬新で面白い要素は一切ないといっても過言ではないほどで、ハック&スラッシュのゲームであれば他にももっといいゲームはたくさん出ているので1,200MSPも出すのであれば間違いなく他のハック&スラッシュのゲームを買った方が良いとまでレビューされています。

●残酷さだけで買うのなら別ですが・・・
Bloodforge_突き刺し.jpg

以前紹介した記事ではClimax Groupさんがでわずか20人でしかも15ヶ月で作ったことをすごいと思っていましたが、調べてみたらClimax Groupさんはハック&スラッシュのゲームはほとんど作っていないんですね(360ではMotoGP 06があります)。
グラフィック面での実力はあるようですが、ゲームとしての根本的な部分での経験は不足していたようです。
やっぱりこの手のゲームは爽快感と遊びやすさが大事ですから、遊んでいてストレスを感じるようではこの低評価もうなずけるところです。

●インパクトはあるのですが、やはり経験不足が露呈したのかも知れません。
Bloodforge_巨大ボス.jpg

そういえばこの記事を書いていて思い出したのが「エルシャダイ」というゲームです。
あのゲームは話題性も十分でしたし、グラフィック面もレベルが高かったゲームですが、やはりゲーム性という部分でストレスを感じる部分も多かった為評価も低く、すぐに値崩れしました。
「エルシャダイ」は神秘的なグラフィックでしたが、この『Bloodforge』は残虐的なグラフィックという点で相反するものの双方共にグラフィックの評価は高く、そしてゲーム性の評価は双方共に極端に低かったと言う面で共通しています。

●グラフィックよりもゲームしていて楽しいこと。これが大事です。
Bloodforge_未知の領域.jpg

こういうゲームってある意味この360FANTASYのような発売前にゲームを紹介するサイト泣かせのゲームと言えます。
なにせグラフィックの良さは360FANTASYのようなブログでも伝えることができます。
そして管理人である私自身もグラフィックが良いとどうしても期待してしまいます。
でもゲームのおもしろさは発売前ではまずわかりませんし、体験版があったとしてもそれだけでは容易に判断はできません。

そのため遊んでみたらグラフィック以外は・・・というゲームは本当に困りものです。
グラフィックが多少悪くてもゲームとして面白ければ管理人は全然OKですが、グラフィックだけがいいゲームというのは本当に勘弁してもらいたいものです。

☆プレイ動画です。この動画でもカメラのひどさは十分にうかがい知ることができます。

posted by アイオリア at 00:00| Comment(2) | Bloodforge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月25日

血をもって神々に復讐する!【Bloodforge】

海外のMicrosoft Studiosが4月のXbox LIVE アーケードキャンペーン「Arcade Next」を発表しました。
以前紹介した『Trials Evolution』や『Fable Heroes』などが毎週リリースされます。
このキャンペーンの目玉はやはり『Trials Evolution』なのは間違いないですが、気になるゲームとして『Bloodforge』があります。
以下が今回のキャンペーンの配信ソフトとその配信です。
あくまでも海外での配信日という点を押さえておく必要があります。

『Trials Evolution』配信予定日4月18日、1200マイクロソフトポイント
『Bloodforge』配信予定日4月25日、1200マイクロソフトポイント
『Fable Heroes』配信予定日5月2日、800マイクロソフトポイント
『Minecraft: Xbox 360 Edition』配信予定日5月9日、1600マイクロソフトポイント

今までのキャンペーンの中でもトップクラスの充実度といっていいでしょう。
Fableのスピンオフ作品である『Fable Heroes』や、説明するまでもなく有名なソフト『Minecraft』などメイン以外でも十分以上に魅力的です。

その中にぽつんと存在する感じの『Bloodforge』ですが、いえいえネームバリューこそ他の3タイトルに劣りますが、決してキャンペーンのオマケ的なソフトではありませんよ。

『Bloodforge』公式サイト(英語)

でも他のタイトルと比較してあきらかな弱点があります。
それは日本でそのまま配信される可能性が低い!ということです。

●鮮血にまみれ、敵の首をはねるシーン。あの規制にひっかかる可能性大です。
Bloodforge_首をはねる.jpg

なにしろタイトルを訳すと血の突撃とでも訳せばよいのか、まさに血で血を洗うといった感じで、あの組織から目をつけられる可能性がとても高いからです。

それでもただ単に戦うだけといった薄っぺらいものではなくストーリーはしっかりしたものがあります。
主人公のクロムは神々の陰謀により自分の妻を殺してしまうことになります。
神々に謀られたことに激しい憤りをみなぎらせ、クロムは神々に復讐することを誓います。
強力な神々が支配し、野蛮な部族が神々に忠誠を誓う神話と伝説の古代世界を舞台に、クロムは神々の支配からの脱却をかけて戦い続けます。

●神々に復讐を誓う
Bloodforge_神々に戦いを挑む.jpg

その時にあらわれた神秘的なカラスに導かれ、クロムは血を吸収することによって、「ベルセルクモード」が発動し、攻撃が威力を増しより機敏になることを学びます。
プレイヤーはレイジキルやルーンアタック、武器のコンボ攻撃で悪魔のような戦士やモンスター化した神々の崇拝者、そしてついには神々自身と激しい戦闘を繰り広げます。

クロムが使う武器は、巨大な剣、巨大なハンマー、骨で作られているように見える鋭いクローがあります。
これでただ斬るだけなら無双系ゲームと同じです。

●敵を一刀両断
Bloodforge_一刀両断.jpg

大きく違うのは、首切り、ひざ切り落としなど部位欠損を駆使して敵を無力化します。
さらにZ指定間違いなさそうなのがここからです。

例えば肥満体の図体の大きい敵が存在します。
この敵のケースでは、クイックタイムイベント(QTE)が存在し、成功するとその敵の腹を貫通して剣を突き刺すことができます。
ベルセルクモードであれば、その剣で内臓やハラワタを引きずり出して血が地面に流れる川のようになります。

●敵の腹に深々と突き刺して、その内臓を引きずり出す!うーん良くてZ指定かな下手をすれば・・・
Bloodforge_腹をえぐる.jpg

クロムの攻撃方法をまとめると大まかに14あって、首をはねる、骨抜き、モール、チョップ、スライス、ダイス、串、裂く、ポンド、切断し、ハック、断絶、刺すそしてそれはイコール"殺す"です。
これらを一つ一つ説明すると・・・ってさすがにそれは勘弁して下さい(^_^;)。
でもこういう攻撃方法は無双ではほとんどなかった、というかありえないですねw

●突き刺す!
Bloodforge_突き刺す.jpg

もちろん定番の呪文も存在します。
より強力な呪文のを集めるには各地に点在する遺跡を巡るのが一番です。
呪文以外にも役立つアイテムを集めることができます。

また目はどうしてもグラフィックにいってしまいますが、アンリアルエンジン3を使用していて動きもなめらかです。

●敵を斬る動作もなめらか
Bloodforge_切り裂く.jpg

3つの武器で様々なモーションを自在にだせるそうで特に操作に問題はなさそうです。

このゲームはイギリスのデベロッパーClimax Group制作でわずか20人でしかも15ヶ月で完成されたものだそうです。
それにしてはグラフィックだけではない完成度の高さを匂わせていて、海外のレビューでも期待度は高いです。

●完成度は高そうです。
Bloodforge_対決を制す.jpg

血の量からいえば下手なホラー映画も真っ青で間違いなく人を選ぶゲームではありますが、他のキャンペーンのライブアーケードのゲームにも勝るとも劣らない、つまり対等の「Arcade Next」キャンペーンのゲームとしてしっかりと配信されるべきものだと思います。

もちろん日本でもそのまま、重要なので2回言いますがそのまま配信されるべきゲームです(もちろん日本語吹替はありがたいですけどねw)。

日本マイクロソフトさんはそこの所で間違いのないよう、よろしくお願いします。

☆最新動画を紹介。ライブアーケードのレベルを超えたグラフィックを予感させます。

posted by アイオリア at 00:00| Comment(2) | Bloodforge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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